人間の胃のなかで生息しているピロリ菌。普通胃の内部は強い酸性なので、ほとんどの生物は生存できません。
ですが、ピロリ菌は、その胃のなかで生息し、胃のなかでしか生息できません。
このピロリ菌、1980年代に発見されましたが、この菌が胃潰瘍・十二指腸潰瘍の原因となっているということが、近年明らかになってきています。
日本では年齢とともにこのピロリ菌を持っている人が増えていき、40歳以上では何と、約70%の感染率。全国民の約半数が感染しているとされています。
ピロリ菌の感染方法は、人から人への経口感染(口から口)がほとんど。家族内での母親から子供への感染(たとえば、一度口に入れた食べ物を子供に与えるなど)などで多くが5歳までの幼少時に感染します。
感染した人すべてが病気になるわけではありませんが、慢性胃炎、胃潰瘍、十二指腸潰瘍などの症状が起こります。検査でピロリ菌が発見されると、除菌などの治療が必要になります。

